現在、リフォーム・改修工事において、単価が本当にこの金額で施工が出来るのかという金額で上位会社から工事の注文が入ることがあります。
お客様、発注者にとっては金額面が最優先だと思われます。お金は有限であり、無限ではないからです。
弊社のような小さい会社には必ず上位会社が存在します。
ピラミッド式に元請負会社→一次会社→二次会社→三次会社と工事が下りてきます。
金額も同じように順々に下がってきます。これは当然の原理だと思います。
下請け業者が何かあればその上位会社が責任をとらなければいけないからです。
ですが、最終的に工事を施工する会社まで下りてくる時には施工最低金額、あるいは最低金額を下回る金額となっているのが現状です。
（全ての会社がそうではありません。）
拍車をかけ、物価高騰となって材料費・経費が経営を圧迫している施工会社は多いのではないでしょうか。
弊社を含め施工会社では直に影響しています。
安く工事をすれば、お客様・発注者は喜んでくれます。受注も増えるかもしれません。
しかし、会社の経営に目をやると安く請けると利益がほとんど残らない。物価高騰により倒産リスクが増える。
金額交渉すると安く請ける会社に依頼され死活問題となりかねません。
その為、安い金額で受注を繰り返す。これが施工業者の現状ではないでしょうか。

果たして施工会社において大事なのは何なのか？
結論、しっかりと不良箇所を見極め、適切な施工方法で補修をし、適切な工程で仕上げる。
その為には”しっかりとした適正価格が必要”ではないでしょうか。

弊社では時代の変化、法改正等による経営の圧迫を少しでも緩和できるようしっかりと上位会社と話し合い、考え、少しでも適正単価になるよう努力する所存です。